演じるナカジは、戦場カメラマンを目指している青年だ。仕事でも恋愛でも、葛藤はつきない。
そんな役柄への思い入れは深い。「物語が進んでいっても、カメラに対しての愛情は失わないでいてほしい。僕も、演じる上で、もっと写真集を見たりしてカメラの知識を蓄えたい」。ナカジの印象を聞くと、静かに、ゆっくりと、こんな答えが返ってきた。
登場人物はみな、もがきながら必死に生きているが、本人も同様だ。それぞれの作品で目指す演技に、なかなか到達できない。自分の作品を客観的に見られないのも、自らの存在に対して突き詰め方が足りないからだと感じる。「自分が演じている姿を、僕はまだ理解できていない」
それでも、演じていて楽しい瞬間は多い。「(上野樹里が演じる)ハルの笑顔が僕を笑顔に持っていくのだと感じた瞬間とか」。本作では、女性に思いを届ける難しさを伝えたいと意気込む。特に、何気ない動きで示す2人の距離感など、セリフ以外の部分で。
器用なタイプには見えないが中身は熱い。ナカジもきっと、そんな人物になるはずだ。
(文・小林佑基 写真・三輪洋子)
Q リラックス方法は?
A 1人になって目をつむることです。
Q セリフの覚え方はありますか?
A とにかく気合ですね。
Q 休日の過ごし方は?
A 何かしらで体を動かしていますね。
Q 上野樹里さんとの共演が多いですが?
A 今回は、(彼女が)先生の芝居をしている時が楽しみなので、早く見たいです。(自分の撮影が)オフの時にしか見られないので。
Q 役者になっていなかったら何をしていましたか?
A 俳優です(笑)。
Q 今後やってみたい役はありますか?
A うーん……。次に(話が)来たものを(笑)。
素直になれなくて(フジテレビ系 木曜後10・00)
駆け出しカメラマンのナカジ(瑛太)は、ツイッターを通じて高校講師・ハル(上野樹里)やドクター(ジェジュン)らと知り合う。彼らが本当の仲間になっていくまでを、北川悦吏子の脚本でみずみずしく描く青春群像劇。
プロフィール えいた
1982年12月13日、東京都生まれ。ドラマ「ラスト・フレンズ」(フジ系)「ヴォイス」(同)など多作品に出演、映画「ディア・ドクター」「ガマの油」では第52回ブルーリボン賞を受賞するなど、演技に定評がある。
(2010年4月19日 読売新聞)
やっぱり連ドラの出来不出来は脚本家で決まる
★★★
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